サイディングボードは頑丈でモルタルに比べるとひび割れも少ない壁材です。
また、ボードを貼り合わせた作りになっているものの、外壁はズレがなく真っすぐ平らになっている状態が普通です。
しかしメンテナンスの時期が過ぎると、ボードの一部が反ったり浮いたりする症状が出てくる可能性があります。
見た目もよくありませんし、サイディングボードの反りや浮きは自然に直るものでもないため放置すればするほど症状は進行していきます。
サイディングボードのお住まいが多い現代だからこそ、もしサイディングボードに反りや浮きが起きてしまった場合の危険性や対処法について確認していきましょう。
□そもそもどうしてサイディングが反ったり浮いたりするの?
主成分がセメントで出来たサイディングボードは軽量で火にも強いのですが、水を吸い込むと弱ってしまいます。
新築時には塗装加工がされるため防水効果がありますが、年月の経過により防水効果が切れることでサイディングボードはどんどん雨水などを吸い込むようになります。
これが原因で反りや浮きが発生してしまい、表面の防水効果が切れてしまっていることを示しています。
水分を含んだサイディングボードは膨張し、晴れの日に乾くことで縮んで元に戻ります。
この時日光がよく当たる表面と日光が当たらない内側では乾く速度が異なるため、先に乾く表面から縮んでいきます。
内側は湿って膨張したままのため表面に向かって端から反りが発生するのです。
□反りや浮きの危険性は?
もし反りや浮きを見付けた場合にはなるべく早くにメンテナンスを検討しましょう。
外壁の劣化症状は自然に直るものではないためいずれはメンテナンスが必要になるものの、サイディングボードの反りや浮きは他の症状に比べメンテナンスの緊急性が高いと言えます。
メンテナンスを要する理由としては反りや浮きは元に戻すことが出来ず、劣化が進むと交換工事になってしまうからです。
ひび割れであれば状態に合わせて防水材で補修ができますが、サイディングボードは一度反ってしまうと平らに戻すことができません。
放置すればするほど反りや浮きは進行し、ボードに隙間ができるため雨水の侵入も簡単に許してしまうことに。
雨漏りは屋根からだけではなく外壁からも発生するものですのでできるだけ早く対処してあげましょう。
□反りや浮きの補修はどうする?
サイディングの端が少し浮いてる程度であればビスを打つことで対応できます。
しかしサイディングが劣化していることに変わりはないため、応急処置でしかありません。
反りが再発してしまわないためにも塗装で防水効果を高めてあげるとよいでしょう。
軽度の反りに比べビスでは対応ができない、ビスを打ってしまうとサイディングが割れてしまう危険性があるものは張り替え工事を行います。
傷んだサイディングの部分のみを張り替える工事になりますが、劣化症状が出てくる頃には全く同じサイディングが生産されていないことがほとんどなため、一部サイディングのデザインや色が違う状態になってしまいます。
張り替え工事をした場合にも塗装をすることで違いが目立たなくなるため、家全体のメンテナンスとして工事するとよいでしょう。
□最後に
サイディングの反りや浮きは塗装の防水効果が低下していることが原因です。
更なる劣化に繋げないためにも、反りや浮きを見付けた時にはメンテナンス工事を視野に入れておきましょう。
福岡市・太宰府市・筑紫野市・大野城市にお住まいの方で、外壁塗装・屋根塗装・防水工事をご検討の方は、信頼と実績のある弊社ハウジングコートに一度ご相談下さい。
お電話・メールどちらでも構いません、懇切丁寧に対応させて頂きます!(見積もり無料)