外壁や屋根は私たちに状態が悪くなっていると話しかけてくれることはありませんが、問題が発生した際には私たちの目に見える様にサインを出してくれます。
何か問題が発生している状態はいわゆる私たちで言うところの病気やケガと同じで、お住まいがあなたに具合が悪い、ケガをしているとSOSを出しているにも関わらず気付かずに放っておいてしまっていいのでしょうか。
深刻な病気やケガを放っておけば症状は悪化していく様に、外壁や屋根に現れた症状も放っておけばどんどん進行してしまいます。
お住まいがあなたに出しているSOSを見逃さないためにも、いくつかある劣化症状を一つ一つまずはご自身で確認していきましょう。
□セルフチェック項目
お住まいに使われている材料は建物により異なってはいるものの、現れる劣化症状は基本的に変わりません。
ここでは9の項目をご用意いたしましたので実際にお住まいを見ながら一緒にチェックしてみましょう。
*汚れ
外壁塗装を検討するきっかけの中で最も多いのが汚れです。
見た目にも良くない症状ですが、防水機能の低下により水切れが悪くなっている状態で汚れが付着しやすくなっています。
塗膜が傷みだしたサインの一つであり、塗り替えを検討するタイミングにもなるでしょう。
*色褪せ
汚れと同様に外壁塗装を検討するきっかけとして多いのが色褪せで、外壁や屋根は常に紫外線を受けているため、紫外線によるダメージで塗膜の表面が劣化し褪色してしまうのが原因です。
こちらも防水機能の低下が起きています。
*チョーキング
外壁を触ってみると白い粉が手に付きませんか?
これは雨や紫外線により塗膜の合成樹脂が分解されたことにより顔料が粉状になって表面に現れたものです。
塗膜の劣化が進行している状態になるため、外壁塗装を検討する目安であると考えましょう。
*コケ・藻・カビ
外壁に緑色の汚れが付き、見た目も良くはありません。
コケや藻は高湿度の場所を好むため、外壁の防水機能が低下している場所には発生しやすくなります。
外壁の内部にまで浸水が及んでいることもあり、その場合は構造材を交換する必要性も出て来ます。
*エフロレッセンス
コンクリートやモルタルなどから白い液体が垂れたような症状が見られる場合、このエフロレッセンスと言う症状が起きています。
エフロレッセンスは内部の水酸化カルシウムが雨などの水分により、目地やクラックから流れ出ている状態で、防水機能が低下しているサインになります。
*コーキング
主にサイディング外壁のお住まいであれば、外壁材の継ぎ目にコーキングが使用されています。
コーキングが劣化するとひび割れや剥離などを起こし、コーキングの隙間から建物内部に雨水などが浸入してしまうでしょう。
外壁材は水を吸うと急速に劣化してしまいます。
*外壁材の浮き
サイディング外壁の場合、釘の打ち損じや日当たりにより外壁材が反ることで浮いてしまうことがあります。
放置すると割れや浸水を起こす危険性があります。
*サビ
金属にはどうしてもサビが発生してしまいます。
近年のガルバリウムはサビが発生しにくい材料ではありますが、傷などからサビが発生することがあります。
サビの放置は腐食にも繋がります。
*クラック
サッシ周辺や外壁の継ぎ目に発生しやすく、構造クラックと呼ばれる大きなクラックの場合雨漏りの原因にもなります。
髪の毛程度の細かいクラックであれば、外壁塗装を検討し始める目安になるでしょう。
□最後に
新築時から、あるいは前回の塗装から10年が経過するタイミングでは外壁塗装を検討し始める人も多いため、セルフチェックを行ってみると良いかも知れません。
事前にどんな症状が発生しているのかを押さえておくことで、実際に塗装工事をする時にも業者とのやり取りをスムーズに行えるようになります。
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