早いもので2020年も残り1ヶ月となりました。
12月にはクリスマスと言う一大イベントもありますが世間はとっくにお正月を向いているもので、年賀状の作成に追われたりおせちの予約が始まっていたりと気が付けばきっと年が明けているのでしょうね。
さて、来年の干支は丑年ですが皆様も干支にまつわる話を一つ二つ知っているのではないでしょうか。
例えば、干支の順番がどのようにして決まったのかという物語はとても有名です。
元旦に挨拶に来た動物を早いものから順に12番目の動物までを一年のリーダーとするお触れを出します。牛は歩くのが遅いことを理解していたため誰よりも早くに出発しますが、そんな牛の背中に乗ってやって来たネズミに1番を取られてしまい2番目の到着になったと言うお話です。
実際は干支の成り立ちよりも後にこの話が作られているため、元々はそれぞれの動物の優劣や性格などに特別な意味はないとも言われています。
干支は中国で生まれたものですが現在は日本でも使われており、さらに他のアジア圏やロシアなどでも干支が使われているほど。
そしてこれらのほとんどの国でネズミが牛の背中に乗って行ったと言う話は共通しているそうなので驚きです。
その反面、日本では始まりから順に「子」「丑」「寅」「卯」「辰」「巳」「午」「未」「申」「酉」「戌」「亥」と動物が並び、この並びは他の国でもほぼ同じですが、国によって少しずつ動物が違うそうです。
タイやベトナムではウサギの代わりに猫が入っているそうで、他にも中国ではイノシシが豚になっていたりアラビアでは龍の代わりにワニが入っていたりと様々です。
中でもインドにおいての鳥はガルーダになっており、なんとも信仰心が強い印象を受けます。
広くネズミと牛の話や干支に猫が入っていない話は知られているものかと思いますが、その他の動物の順番にもきちんと物語があります。
そもそも牛はネズミに越されたことを怒ることもなく、2番と言う順位に納得していますし、実は龍と蛇は一緒に到着していたものの蛇にとって龍は尊敬に値する存在だったため龍に順番を譲っているなどそれぞれの話を見てみるとなかなかに面白いものです。
また、13番目の動物についての話もあるのですがこちらは割愛させていただきますので、興味が出てきたという方はご自身で調べてみるのも面白いですよ。
こうして干支のこと、丑年のことについて調べてみると年賀状のヒントが湧いてくる気もしますね。
あと一か月を健康に過ごせるよう今日もしっかりと手洗いうがい、そしてアルコール消毒を心がけましょう✊