外壁同様に屋根にも多くの種類があり、また外壁や屋根だけでなくメンテナンスが必要なのは家全体です。
今回は付帯部にも目を向けてその性質やメンテナンスについてについておさらいしていきましょう。
□屋根・付帯部の性質
まずは屋根の性質とメンテナンス時期のおさらいです。
*スレート系
代表的な屋根のひとつで、石質の薄い板を使用。劣化すると表面の割れや反り、屋根面の接合部の下地の腐食、板金を止めている釘の浮きが起こり始めます。10年以上経つと汚れやコケが付いたり、色褪せも目立つようになるので、内部に腐食がないか点検してもらいましょう。
塗装目安:7~8年
*セメント系
セメント瓦とは、セメントと川砂を1対2~3の割合で混ぜたモルタルを、型に入れて形成し塗装したものです。紫外線・風雨・温度変化などで塗膜の劣化が進行すると、素材のセメントの劣化も早くなるので、もろくなる前に定期的なメンテナンスをおすすめします。
塗装目安:10~15年
*粘土系
寿命が長く、色落ちがほとんどない粘土瓦。汚れがひどい場合は洗うか、部分的に交換するかを検討します。ズレや浮きがあれば、瓦を固定している屋根面の接合部の漆喰が崩れている可能性があります。コケや雑草を放置すると根から雨水を屋根に引き込む原因となります。
塗装目安:20~30年
*金属系
さびにくい金属として古くから使われている、最も安くて経済的な屋根材です。銅は緑青が出て、緑色に変色すれば、それ以降長期にわたって使用できます。接する素材との組み合わせで劣化が早くなると言われているので注意が必要です。
塗装目安:10~20年
次に付帯部の性質やメンテナンス時期のおさらいです。
*雨樋
一般的に普及している雨樋はほとんどが塩化ビニール樹脂製か、少し耐久性を上げた合成樹脂製で、耐久年数はおよそ20年です。雨樋の外側に塗装を行うことで美観性の向上や保護ができます。その場合、ケレン作業を行い、密着性を高めた上で弱溶剤系塗料を2回塗装します。
塗装目安:10~15年
*ベランダ
バルコニーやベランダ、屋上は雨が直接入るため、雨漏りや老朽化が起きやすい場所です。塗料を塗ることで保護効果はありますが、防水効果までは期待できません。これらの場所には、美観性より防水機能を備える必要があります。施工するなら、費用対効果の高いFRP防水がおすすめです。
塗装目安:7~8年
*鉄部
トタンや鉄骨、庇などの鉄部を塗り替える際に行われるケレン作業。ケレンとは、サンドペーパーや電工工具で、汚れやサビを落とす作業のことです。ケレンが不十分だと、塗料がうまく密着せず、後で塗料が剥がれてしまうこともあります。ケレンが済んだら、サビ止め塗料を塗るのが基本です。
塗装目安:10~15年
*木部
他の部材に比べると劣化が早い木部。外部に面している木部は、定期的な塗り替えが必要です。施工は、汚れや塗膜をサンドペーパーなどで削り落とした後、木部保護塗料を塗布します。防腐剤が入り木目も残る「キシラデコール」や既存の木目を完全に隠す「ガードラック アクア」などの塗料があります。
塗装目安:10~15年
□最後に
大切なお住まいに関わる事なので少々項目は多いですがきっちりとおさえて、気になる部分があったらまずは専門業者の相談してみましょう。
福岡市・太宰府市・筑紫野市・大野城市にお住まいの方で、外壁塗装・屋根塗装・防水工事をご検討の方は、信頼と実績のある弊社ハウジングコートに一度ご相談下さい。
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